その他・他魚を釣る
キビナゴえさ
1.上物釣りで仕掛けやサシエを工夫するだけでグレ以外に狙える魚も多くいます。
グレは秋磯から初夏にかけての水温の安定した時しか活性が上がりませんが・・
イサギやマダイなども重めの仕掛けで深いタナを探れば釣れます。
冬場、水温が15度台となってエサ取りも見えない状況では、沖に出る潮目を狙って深場を探って行けば嬉しい外道が掛かるかもしれません。
秋口、エサ取りも多くグレも小型で・・そんな時期はタマメが面白い。。
ボイルのマキエにキビナゴを混ぜてサシエをキビナゴで流せば、タマメやヒラマサ、ネイリ等の大型の魚が釣れて来ます・・・もちろん何処でもではありませんが・・・潮通しの良い磯がお勧めです。
キビナゴ餌ですと仕掛けは大物対応で竿は3号・ハリスは10号、針は12号以上の丈夫な仕掛けが必要です・・思いっきり引き合える釣りが楽しめます。
同じ釣り方でシマアジやカマスも狙えます。
潮通しが良ければカンパチやヒラマサなども掛かってきます。
寒の時期に持ってゆけば面白いかもです。
泳がせ釣り
2.上層にキビナゴやイワシなどの小魚が群れていたらその動きに注意してみましょう。
青物などが近づいてきたら、小さく纏まって激しく動き出します。
追われているときは海面で跳ね出しますからすぐ解りますが・・・
その磯で釣れるネンブツダイ等の小魚など釣れたら水溜りに生かしておくと、上記の状況で泳がせ釣りをすると高い確率で釣れてきます。
仕掛けはそのままで、針を鼻掛けにして流すのです。
青物でしたら釣れる確立が高いです。
サラシが大きい時にはヒラスズキなども釣れます。
生きエサがベラやコッパなどは無理ですが、モイカなら縋ってきます。
泳がせ釣りを本格的にするなら生きアジがお勧め・・・
掛かってくるモノもデカイので仕掛けもそれなりの大物仕掛けが必要です。
狙いはカンパチやブリ・ヒラマサなど・・場所によっては大型のマダイやタマメなど・・
仕掛けは生餌が持って行かない程度のウキを付けウキ下三ヒロ程度で親子サルカンから枝1ヒロに12号位の針・・サルカン下に1〜2号程度の鉛。。が基準で潮目を流す。
マダイ狙いはかなりタナは深くする必要がある。
マダイも生餌に掛かってくるものは大型が多いので面白いのです。
この釣りの外道はモイカです・・モイカが居たら頭を齧られて来ます。
針下10cmにギャング針など捨て針をすれば獲れます。
3.他魚を釣る
グレを狙っているのに気配が無い場合・・イサギやマダイ狙いは如何でしょう。
渡船で潮通しの良い沖磯に降りたのに水温低下などで磯際に魚の気配が無いなど度々・・
そんな時は沖に吐け出る潮目にポイントを絞りマキエを途切れなく入れてゆく・・
マダイやイサギは獰猛で食い欲な魚です。
近くに居れば大体マキエにつられて出てきます。
辛抱強くマキエに合わせて深タナに入れて行けば確立は高くなります。
この場合、最低4〜50mからは沖へ流せる磯でなければ出ません。
急激な水温低下では沖の深場は意外と水温はあったりします。
本命のグレも出て来るかもです。。
4.他魚を釣る、その2
この近辺の磯でグレを釣っていて、よく釣れてくる魚はキブダイやサンノジです。
キブダイの引きの強さはグレ以上かもしれません。
一発目の突っ込みさえ凌げたらかなりの確立で獲れますが・・その一発目がもの凄い。。
大型尾長の為の良い練習台となってくれます。
大きい物ですと70cmを超えるものも居ます。
獲って帰って、フライにすると美味しい魚です。
サンノジはグレの食いが悪いとき深場を探ると釣れて来ます。
大きい物で60オーバーも度々釣れて来ます・・口が堅く掛かると針外れも少なく、引きも強く釣りの満足感を十分堪能できる魚です。
以前は蹴り込んで帰ってましたが、近所の方に頼まれて持ち帰るようにしています。
料理の仕方によっては、結構いけます。
カツオのタタキと同じ料理法で造ると・・・絶品でした。
グレに拘らなかったら、色々と楽しい釣りが出来るのもこの大月の磯の魅力です。
大物大好きな私としては恵まれた釣り環境に居る事をこの上なく感謝している昨今です。