四万十川源流探訪

 四万十川は、四国のカルスト近くになる不入山の麓から流れが始まり山の間の縫うようにして四国南西部の
中村市で太平洋につながります。四万十川YHは四万十川の下流付近にあります。
 ここでは四万十川の源流をご覧になりたい方のために源流についてご案内します。


 ** お願い **
 源流を見に行かれる方は時間にゆとりを持ち、山を歩きやすい装備をして行って下さい。
 天候によって、危険な場所がありますので天候が悪化した場合は行かないようにして下さい。
 山に入られる方は自己責任で行動して下さい。

四万十川の大きな地図

 源流へは公共の交通機関がありませんので車、バイク、自転車等を利用する事になります。
 源流は高知と宇和島の中間にある東津野村にあります。愛媛県の大洲と高知県の須崎を結んでいる国道197号線
が最寄りの国道で船戸という地区から国道を離れ、山道に入ります。

 四万十川YHからは最短で片道約100kmほどの距離です。YHを出発し、国道441号線を走って江川崎へ。
 ここから四万十川に沿って行く方法と宇和島方面に迂回して行く方法があります。どちらも距離は変わりませんが
四万十川に沿って行く道は一部狭いところがあったり、道がくねくねと曲がっているので少し走りにくいです。
 宇和島方面に迂回する道は整備されているので走りやすいです。

 国道は一部狭いところがあったり工事で時間帯で交通規制されることがありますので時間にゆとりを持って行動
して下さい。

 四万十川に沿って行く場合は、江川崎から国道381号線を窪川方面に進みます。江川崎から約27km程行くと
大正町というところに着きます。時間が十分にある方は四万十川に沿って窪川町方面に進めますが窪川町から
先は狭い道が続き源流までは結構時間が掛かりますので注意して下さい。
 大正から国道439号線(通称:ヨサク)に入ります。道がくねくねと曲がっていてちょっと走りにくいです。
 途中木屋が内という所で小さな沈下橋が見られます。大正から約50km程で国道197号線と一緒になり須崎方面に
2km程進むと東津野村の中心部に着きます。

 宇和島方面に迂回する場合は、江川崎より国道381号線を宇和島方面に約18km進むと愛媛県広見町に着きます。
ここから国道320号線で愛媛県日吉村方面に進みます。2車線の走りやすい道のまま約23km程進むと愛媛県日吉村
に着きます。
 ここから国道197号線で須崎方面に進みます。2車線の道のまま約28km程進むと高知県東津野村の中心部に
着きます。
源流の地図

 東津野村の商店街は国道197号線から少し奥に入った国道439号線沿いにあります。

 東津野村を通り過ぎ、国道197号線を須崎方面に約7km程進むと船戸という所に着きます。ここから国道を離れて
 山道に入ります。
 国道から曲がる道はトンネルとトンネルの間の所で見落としやすいので注意して下さい。交差点の近くには
 船戸郵便局とヤマザキデイリーストアがあります。須崎方面から来られると森林センターの案内看板があります。

東津野村役場方面からの入り口 須崎方面からの入り口

 東津野村役場方面から来るとヤマザキデイリーストアの手前を曲がります。
 集落の狭い道を少し進むと道の角に「←源流点」と書かれた小さい看板がありますのでそれに従って進んで下さい。

源流点への道3 源流点への道4

 所々にある看板に従い、製材所を過ぎて急な道を登り、森林センターを通り過ぎて道なりに進みます。
 T字路にぶつかり左に進み、ここから砂利道となりますが乗用車でも走れるくらいの道です。

源流点への道5 源流点への道6

 途中で左に曲がり、船戸から6km程のところで道が急に曲がっていて大きな石碑が建っているところに着きます。
 ここが源流への入り口です。

源流点への道7 源流点への登山口

 ここから25分のハイキングとなります。途中沢を渡ったりするので天候が悪い時やスニーカー等歩きやすい靴を
 履いていない方は危ないので入らない方が良いでしょう。
登山道1 登山道2 登山道3

 「源流→」と書かれた案内板に従って進みます。少し急な道や、大きな木があったり小さな沢を渡ったりします。
 歩いていると少し開けた所に木のベンチがあり、沢の中に木の碑が建っている所に着きます。ここが源流点と
 なっています。
源流点の様子1 源流点の様子2 源流の様子

 碑は2つの沢が合流する所に建っていて、碑の正面には「渡川(四万十川)の源流点」、側面には「幹線流路延長
196kmの流れここに発す」と書かれています。

 源流点の碑の前を通り過ぎてより上流の方に進めますがここから先は案内板が無く道に迷いやすいので山歩きに
慣れていない方は進まないで下さい。

 沢を渡り急な坂を上って数分程歩くと沢は岩の間に隠れてしまいます。

 道はもっと上の方に続いていますが途中で道が判らなくなり大変迷いやすいので絶対に進まないで下さい。

 行かれる方はくれぐれも天候に注意して行動して下さい。

Back Top