障害者のための国際シンボルマーク

マイセルフネットワーク(通称:マイセルフ)は高知県西部に誕生した、「障害者」と「高齢者」を中心とした、ネットワークグループです。マイセルフネットワークでは、パソコンを活用した「自立」と「社会参加」を目的とした活動を行っています。
 
 
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事務局長の独り言 
このコーナーでは事務局長の私、中山が日々の出来事やニュースで気になったことを「吉田兼好」のようにつづります。
ここの記事は、私のブログサイトに掲載しているものを一部手直しして掲載しています。内容につきましては執筆時点の情報に基づいています。毎週月曜日更新予定。
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索     引
 
歴史のない街   不快に感じたちゅうちょ銀行
アカデミー賞受賞   情か法か?
最後の小泉劇場?   技術と文化
振り込め詐欺   議院内閣制OR大統領制
スピード感   テポドン発射準備
大麻逮捕の若麒麟容疑者   裸の王様
オバマ新米大統領   毒ギョーザその後
岐阜・中津川の家族5人殺害、元老健施設事務長に無期判決   3児焼死・23歳母親はパチンコ
昭和天皇崩御20年   ある日の新聞一面
非正規労働者   犬との生活
学力   適正価格
拙速(せっそく)の薦め   ホンダF1撤退
ガソリン価格   学生寮に喫煙室
田母神氏   厳戒態勢・カシオワールドオープン
悲しい病気・認知症   元次官宅襲撃事件
最悪総理   紙一重!
自宅の裏に猪が出た!   これって微笑ましい光景?
整備不良の救急車   自殺大国・日本
世界恐慌?   これで良いのか地方議会・伍長の作戦
NHKスペシャル・世界同時食糧危機(2)食糧争奪戦を見て    農業をやるようになって思うこと その2(農薬と虫食い)
中国製冷凍インゲンに農薬、基準の3万4500倍   海自3曹格闘技訓練後死亡
農業をやるようになって思うこと その1   ノーベル賞と頭脳流出
科学に関心、いい機会   アメリカ発世界大恐慌?
緒形拳さんの訃報に接し   個室ビデオ店放火事件2
ビデオ店放火   毒ギョーザ その後
麻生内閣総理大臣所信表明演説   人生
中山国交相辞任   日本の次期主力戦闘機、欧州製が「有利な情勢」
小1殺害容疑母逮捕・「育児悩み、悲観」   「日本嫌い」が大幅増
子供の受難   若い遍路さんへ苦言
本当に必要か?高知県海洋漁業調査船「土佐海洋丸」   国籍不明艦の領海侵犯、中国外務省が日本政府に抗議
大相撲大麻疑惑   高知沖の国籍不明潜水艦
保護者の怒り   日本人拉致の風化阻止
最悪の食の安全に安心に係わる問題   日本相撲協会
医療関係の話題   北の湖理事長(精密検査でも陽性反応)
憂慮すべき北朝鮮の行動   想定外の雨
またしても政権投げ出し   300人に1人“当選”
アフガン邦人男性拉事件   悲しいコメント
地方の地方の医療事情   星野ジャパンの自信と慢心
悲しい事件・知的障害者ねらい暴行   HIV感染者、エイズ患者ともに高水準
日本の一次産業   偽装大国
靖国参拝   中国国内のギョウザ中毒
あっぱれ!谷本選手   入院して感じたこと
北島の涙   入院
意外と細いパイプ・日韓交流   これで良いのか?桐生第一高校
火星で水の存在を確認
  6億円着服事件、手配の長男、高知で逮捕
庭先で女性を脅し男が20万円奪う   燃料代補助『少なすぎ』東北の関係者反発
左から右?   窃盗罪の無職男、執行猶予判決
 
歴史のない街
 2009・3・30
 先日、所要でいわゆるニュータウンという場所で宿泊した。遠くから見ると、山を切り開いた場所に商業ビルやマンションなどが立ち並んでいる大変きれいな街であった。しかし、その街のホテルに宿泊してみると何か違和感を感じた。街を行きかう人々も普段着の方が多く、考えてみるとこの街の方にとっては、ごく普通の日常なのであろう。だが私には自分自身が何か異邦人になったような違和感であった。そのことを考え観察してみると、この街には人々が生活で積み重ねた歴史がないことに気が付いた。都会でも田舎でも人々が長い時間生活していると古い神社や古いビルなど何らかの歴史を感じることができる。この街にはそれが全くないのであった。個人的には現に住んでいる方には申し訳ないが、一時滞在するだけなら我慢もできるが住むのには躊躇する。しかし、この街も20年、30年と人々が生活を継続してるとやがて街に歴史ができてくるのであろう。

 
不快に感じたちゅうちょ銀行
 2009・3・19
 必要があり、Sゆうちょ銀行に口座を開設するために行った。感性の問題かもしれないが、不快に感じたことがある。それは、出入り口に身長を特定するためのメジャーを貼り付けていたことだ。目的は理解できる。金融機関を狙った強盗の身長を特定するためだ。しかし通常はメジャーを出入り口に貼り付けるのではなく、高さの解っている鉢植えなどで身長を特定するのが一般的だ。何かあからさまに犯人扱いを受けているようでもあり、妙な緊張感を強いられるようで不快であった。その目的は理解でき、あるいは抑止力を狙ったものかもしれないが、もう少しソフトなものにぜひ改善をお願いしたい。

 
アカデミー賞受賞
 2009・3・16
 「おくりびと」が外国語映画賞に輝いた米アカデミー賞の発表から一夜明けた24日、東京都内の大型書店では原作本が飛ぶように売れているらしい。私は残念ながらまだ看ていないのだが「おくりびと」は納棺師の物語である。言うまでもなく葬儀は人生の最後の儀式であり、最も人間の根幹的な部分でもある。
依然、病院の事務に勤務するにあたり理事長から「病院は人間の最も根幹的な部分である。」ということを言われ、やがて、生・死や患者さんやそのご家族の色いろな意味での人間くさい部分を見てきたものだ。
「おくりびと」はデリケートな内容を扱った内容だけに大変興味がありぜひ見てみたいと思う。

 
情か法か?
 2009・3・2
 フィリピンからの不法入国で東京入国管理局から強制退去を命令されている埼玉県蕨市の内装解体工、カルデロン・アランさん(36)一家の問題であるが、一番の問題は一人娘で中学1年のノリコさん(13)のことである。日本生まれの日本育ちの彼女は当然日本での生活の継続を望んでおり、家族もまたそうである。情から考えれば、家族がともに暮せるようにと思うのは当然である。しかし法の正義から考えれば、不法入国し日本で子供を生み学校に通わせれば子供を盾に不法入国者が滞在できるということは問題である。国が提案した両親は退去、子供は日本で生活という提案が情と法の落としどころではないかと感じる。もちろん13の子供が一人で生活できるわけはなく支援者が責任を持って支える必要があるのは当然のことである。

 
最後の小泉劇場?
 2009・2・23
 小泉純一郎元首相が定額給付金の財源に関する特例法案を含む平成20年度第2次補正予算案の衆院再議決に欠席する考えを表明した。私は彼の「・・・自民党をぶっ潰す。・・」の言葉をよく覚えている。今まで必要以上に沈黙を守ってきた彼が遂に行動を起こしたかという感じだ。ひっよとすると、これは新たな政党再編成への序章ではないだろうか。そんな期待を持たせてくれる政治家は今日少ない。

 
技術と文化
 2009・2・18
 先日、ペット(犬)をクローン技術を使って遺伝的に全く同じ個体を創りだし、それがビジネスとして成立しそうであるというニュースをしていた。その時のコメンテーターの意見には違和感を感じた。彼は「言語道断・・、生命を・・・・」でクローン技術そのものを否定するような論調であった。
クローン技術はあくまで純粋に技術である。技術には善悪は存在しない。例えば核技術が膨大な電力を作り出し人類を滅亡させるような爆弾も作り出す。
クローン技術で亡くなったペットを再生(?)させたといっても遺伝的に全く同じというだけである。個性というものは遺伝子だけで決定するものではなく、環境などの影響を受け変化する大変複雑で神秘的なものである。遺伝子的に全く同じペットでも育て方、環境の違いにより別な個性を授かり、記憶が引き継がれないのであるからクローン犬は別な個体として一生を過ごすことになる。
人類の技術が「神の領域」にまで踏み込んだ今日、大事なのは技術を否定するのではなく、進歩という尺度もたない「文化」が「技術」にコンセンサスを与えるか否かであると信じる。

 
振り込め詐欺
 2009・2・16
 先日、振り込め詐欺に関する番組を見た。振り込め詐欺は色いろ手段・方法を替えを我々を狙っている。経済的情勢を背景に詐欺グループに携帯や口座を売る輩までいる。詐欺グループは犯罪行為を「ビジネス」と呼び、その罪の意識・規範意識は極めて希薄である。基本的に彼らに共通するものは他者への共感のなさ、拝金主義であろう。
私自身、今まで数々の迷惑電話を撃退してきたが、息子を名乗る人物に見事にだまされたことがある。しゃべり方が似ているなどの不幸な偶然により人はだまされることがあるといことを自覚する必要がある。

 
議院内閣制OR大統領制
 2009・2・11
  日本で議院内閣制が発足して久しいが、最近思うことがある。米国発の金融危機に際して日本の政治が対処しきれていない。与党も野党も足の引っ張り合いで国民生活は置き去りである。今日の激動する世界に対しては議院内閣制より国民の直接選挙による大統領制の方が良いのではないかと感じる。もちろん国民には自分たちのリーダを直接選ぶのであるから今以上の責任と自覚が必要であるが、そろそろ日本でも大統領制への移行の論議が始まっても良いのではないかと思う。

 
スピード感
 2009・2・9
 アメリカでオバマ新大統領が次々と政策を発表し大統領令に署名している。そのスピード感には惚れ惚れするほどだ。改めて日本の政治を見るとそのスピード感が欠如している。大統領制と議院内閣制の構造的な違いがあるとはいえ状況への対応力はお粗末過ぎる。日本人の和を尊びあいまいにする文化的な特性かもしれないが、現在の国際的な変化に対応できていない。その責任は与党・野党にもある。今の国会の状況を見ているとますます国民は政治に無関心・無気力感を持ってしまう。

 
テポドン発射準備
 2009・2・5
 年初から緊張激化作戦を展開している北朝鮮が、今度は長距離弾道ミサイルの発射準備を進めていることが明らかになった。発射に踏み切った場合、2006年以来、3年ぶりとなるが、日米韓をはじめ国際社会を刺激することは確実で、朝鮮半島情勢は重大な局面を迎えることになる。しかし、北朝鮮のこの種のミサイルは燃料の注入に時間がかかり軍事衛星による監視で発射の兆候は確実につかむことができる。奇襲攻撃はありえない、つまり軍事的なメリットはない。また、今回の発射準備をしているとされるのが「テポドン2号」であることに注目したい。「テポドン2号」はアメリカ本国の一部まで射程に入るとされている。今回のミサイルの発射準備はオバマ新政権を交渉のテーブルに着けたい北朝鮮の瀬戸際外交の一環であろう。また、韓国の新政権や国際支援縮小や世界的な金融危機とも無関係ではない。

 
大麻逮捕の若麒麟容疑者
 2009・2・3
 大相撲の元幕内力士で十両の若麒麟真一(本名=鈴川真一)容疑者(25)が大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕された事件で日本相撲協会は31日、若麒麟容疑者を解雇する方針を固めたらしい。若麒麟容疑者は昨年の抜き打ち検査でも陽性がで、3度目の検査で陰性となった人物だ。当然自分に疑惑の目が向けられていることを承知でその後も大麻を所持し続けたことになる。大胆というか愚かというか、やはり大麻の魅力に勝てなかったということであろうか。今日、社会不安が広がる中、薬物汚染は深刻な問題である。関係機関には啓蒙活動とともに徹底的な取締りをお願いしたい。

 
裸の王様
 2009・1・28
 著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪に問われた音楽プロデューサーの小室哲哉被告)の初公判が21日、大阪地裁で開かれ、小室被告は「おおよそ合っている」と起訴事実を大筋で認めた。検察側の陳述では、全盛期の浪費ぶりや、バブリーな体質から抜けきれず最近まで見えと体面のため大金を湯水のように使っていた様子が、あらためて明らかにされた。最近では年収5000万ほどにも係わらず月に2000万以上浪費するなど金銭感覚以前の問題である。まさに本人いわく「裸の王様」である。また、本人は音楽界への強い復帰の意欲を見せているが、個人的には畑違いのもっと地味な仕事をするべきであると思う。

 
オバマ新米大統領
 2009・1・26
 米民主党のバラク・オバマ前上院議員(47)は20日正午、ワシントンの連邦議会議事堂前での就任式で宣誓し、第44代大統領に就任した。米国史上初のアフリカ系大統領が誕生した。新大統領は宣誓後の就任演説で、国家の再建に向け責任ある時代を築こうと訴えた。しかし市場の反応は冷ややかで、20日のニューヨーク株式相場は、金融機関に対する経営不安が再燃したため急落し、ダウ工業株30種平均は前週末終値比332.13ドル安の7949.09ドル(暫定値)で終了した。
オバマ新大統領にはかつてない大きな責任がのしかかっている。多民族国家アメリカを統べ世界的な経済危機を乗り切らなくてはならない。世界一責任の大きな男になったオバマ新大統領の今後に期待したいと思う。

 
毒ギョーザその後
 2009・1・20
 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、中国公安当局と製造元「天洋食品」が合計65万元(約850万円)の懸賞金をかけて容疑者を追っていることが分かった。同社社員が17日証言した。懸賞金額は当地の物価水準では異例の高額。懸賞金は当初、公安当局が犯人逮捕につながる情報提供者に対して30万元の支払いを約束していたが、有力情報が集まらないため、同社工場長が最近、懸賞金に35万元を上乗せすることを社内の会議で約束した。毒ギョーザ事件もその後の新聞報道などの断片的な情報によればいよいよ大詰めを迎えているらしい。当局が容疑者数人を拘束し取調べを行なっているらしい。普段から抗日的な言動の有無などが容疑者の家族と共に厳しく調べられているようである。個人的に、ただ一つ危惧するのは偽物大国の中国であるので当局が焦るあまり、犯人の偽物を作らないことを願う。

 
岐阜・中津川の家族5人殺害、元老健施設事務長に無期判決
 2009・1・19
 岐阜県中津川市で2005年2月、家族5人を殺害し、1人にけがを負わせたとして、殺人などの罪に問われ、死刑を求刑された元同市老人保健施設事務長、原平被告(61)の判決が13日、岐阜地裁であった。田辺三保子裁判長は、原被告の完全責任能力を認めたが、「母親への憎悪をきっかけに一家無理心中を図った事案であり、動機には一抹の酌量の余地がある」として無期懲役を言い渡した。
法律の専門家ではないが、個人的意見として言わせていただければ、5人しかも、2歳と生後21日の子供を含めて殺害した凶行に対する罰が無期懲役では・・・・。動機についても殺害にいたらずに解決する手段・方法はいくつもあったはずである。厳罰だけが犯罪の抑止になるとは思わないが、今回の判例が社会に与える影響は小さくない。

 
3児焼死・23歳母親はパチンコ
 2009・1・14
 千葉県松戸市の常盤平団地の無職田之口舞さん(23)方が全焼し、焼け跡から子供3人の遺体が見つかった火災で子供を残して病院に出掛けていたと説明していた田之口さんがその後、松戸東署の調べに「パチンコに行っていた」と話していることが7日、分かった。同署が病院に確認したところ、受診した形跡がなく、あらためて話を聞いていた。田之口さんは友人の男性と一緒で「言いたくなかった」と話しているという。
4歳・3歳・6ヶ月の子供を残して外出する親の心理を到底理解することはできない。「病院・・」の嘘をつくのであるから、彼女自身も社会常識を逸脱した行為であることは十分認識していたということであろう。私自身も子供を育てた経験から言うのであるが、最初から「親」になれるのではなく、子供と共に自分自身が親として成長するのである。ある意味子供に成長させてもらったとも感じている。最近、「子供」が「子供」のまま「子供」を育てているような気がしてならない。当然、結果として社会性や倫理観の欠如した「大人」が増える。悪循環の繰り返しである。

 
昭和天皇崩御20年
 2009・1・12
 昭和天皇が亡くなって20年となる7日、「昭和天皇二十年式年祭の儀」が東京・八王子市の武蔵野陵と、皇居の宮中三殿で行われた。武蔵野陵での「山陵の儀」には、この日で即位20年となった天皇陛下、皇后さま、秋篠宮ご夫妻はじめ皇族方が出席されたほか、黒田清子さんら親族、麻生首相ら三権の長、閣僚ら約70人が参列したらしい。
思い起こせば、当時は消費税導入と年号の変更で電算関係者は大変であった。私も当時、農協で購買事業の電算を担当していたので何日か徹夜で大変だった記憶がある。平成も20年の節目を終わり、何とか暗い話題が多いが今年こそ明るく活気のある年であって欲しいと強く願う。

 
ある日の新聞一面
 2009・1・7
 私の購読している地方紙のある日の一面トップ記事に「温暖化対策日本が最低、発電など石炭の利用増」とあり、その隣に「SL冬の原野を行く」と題しJR北海道がSLの臨時便を運行の記事とともに石炭を燃やし黒煙を吐きながら勇ましく走るSLの写真が掲載されていた。うーん。この新聞の編集者の意図は何かと考えてしまう。
SLが石炭を燃やし黒煙を吐きながら走ることは地球環境の面だけを捉えるとマイナスであることは誰でもわかることだ。紙面を見て矛盾や不快に感じる読者がいるかもしれないが、それを承知でこのような紙面の編集をしたのは、我々読者に対する何らかのメッセージだろうか?

 
非正規労働者
 2009・1・5
 米国発サブプライムローンを発端とした世界金融危機の影響を受け、日本でも製造業を中心に派遣労働者・期間工、いわゆる非正規労働者の首切りが行なわれている。二十数年前になるが、私の卒論のテーマは「日本的経営を考える」であった。当時は日本的経営、(終身雇用・年功序列など)が経済成長時、企業への忠誠心ややる気の面でプラスに作用したものである。ところが企業と従業員の関係も随分と様変わりした。かつては賃金は固定費であったが、今は変動費になっている。正規社員と非正規社員が存在し、同じ職場に勤務していてもその立場には雲泥の差がある。戦後最長といわれた好景気(現実味がないが・・・)はこのような立場の弱い非正規労働者と円安によって支えられたことは間違いがない。では、政府や好景気で内部留保を溜め込んだ企業が今何をしなければならないかは明白である。

 
犬との生活
 2008・12・29
 先代が亡くなり昨年の暮れからボダーコリーの「ハリー」を飼っているが、色いろ個性があり面白い。先代のゴールデンデトリバーの「ジョン」は頭は非常に良いが、どこかおっちょこちょいで、そのくせ失敗を悟られまいと困っても平然としていた。それが妙に可愛らしかったものだ。「ハリー」は頭が良いのは先代に勝るとも劣らないが、大変な甘えん坊でやんちゃである。それぞれの個性が犬種によるものか固体によるものかわからないが、人も犬も個性があることは良いことだ。ただ、彼らの私に対する感情は微妙に違うように感じる。先代の「ジョン」は私に対し「主人」や「友人」の感情を持っていたと思うが、「ハリー」は「友人」や「主人」の感情ももちろんあるが、大きな意味で「保護者」という感情が大きいように感じる。家族の一員に犬が居てくれることで全員の生活が潤うのは間違いがない。

 
学力
 2008・12・24
 文部科学省は、小学4年と中学2年を対象にした2007年の国際数学・理科教育動向調査の結果を公表した。03年の前回調査に比べ日本の平均得点はおおむね上昇。参加国が増える中、各教科の国際順位は3〜5位で上位を維持した。一応、学力低下歯止めがかかった形だが、学力取得の基礎となる意欲には課題があるらしい。
勉強は権利から義務になり、そして半強制になりつつある。結局、学力向上のポイントは如何に学習意欲を向上させるかであろう。「おばかキャラ」を売り物にするようなタレントが話題になるようでは問題がある。ことわざに「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥。」がある。今は、聞くとことも知らぬことも恥としない風潮があるのは非常に残念である。

 
適正価格
 2008・12・22
 大手量販店による体力勝負の安売り合戦が激化している。一消費者としては安くて良いものが手に入ることは悪い話ではない。しかし今の日本経済を考えてみるとデフレスパイラルに突入しつつあるように感じる。現在スパイラルの一周目というところだろうか。薄利多売の安売りは合戦は製造業・生産者に更なる負担を求め最終的にデフレスパイラルにより一般消費者にも不利益をもたらす。そして過度な安売り合戦の末に、勝ち残った大手量販店による寡占化が進みグローバルな世界が出現する。個人的にはグローバルな世界より多様性のある世界の方が好ましいように感じる。

 
拙速(せっそく)の薦め
 2008・12・17
 辞書によると、拙速とは「できはよくないが、仕事が早いこと。また、そのさま。」とある。生産現場に携わっていた時分よく上司に言われたものだ。恒久対策や長期対策はじっくり時間を掛け最良な対策を講じるが、今しなければならないこと、緊急性が求められるものはやり方は少々まずくても早くすることが大切であると。
日本の政治の対応は何事にも極めて遅すぎる。現在の経済の変化に政治が完全に追いついていない。政治家同士の足の引っ張り合いや権力争いなど様々な問題があろうが、真に国民のための政治を目指すなら今必要なのは「拙速」である。

 
ホンダF1撤退
 2008・12・15
 ホンダの福井威夫社長は5日、東京・青山の本社で会見し、F1シリーズから08年をもって撤退することを発表した。金融危機に端を発した本業の自動車事業の低迷で、年間500億円超ともいわれる"F1経費"が経営を圧迫するとの判断から苦渋の決断を下した。大変ショッキングなニュースであった。ホンダは社長から社員にいたるまで「なぜF1に挑戦するか?」に対して「ホンダのDNA」と答えるほど創業者以来のチャレンジスピリットを持った会社であった。イタリアに規模は違うが「フェラーリ」という名門の自動車メーカーがある。よくフェラーリは「市販車を売るためにレースをするのではなく(宣伝のためではなく)レースをするために市販車を売るのである」といわれている。ホンダにも一種共通するものがあった。
ホンダにしても大変苦渋の選択であったことは十分理解できる。モータスポーツファンの一人としては、いつか、いつか、またサーキットにホンダサウンドが帰ってくることを願っている。ガンバレ!ホンダ!

 
ガソリン価格
 2008・12・10
 高知県がガソリン価格全国一と報じられた後、あっという間に今度は全国最安値を記録した。ソロバンを持たない、売られたケンカは買うといわれる高知県の県民性を表したものかどうかは定かではないが、確実に業界の体力は無くなって行く。廃業に追い込まれるスタンドも多いと聞く。スタンドの数が減り、全国的にスタンドの過疎地域が増えているとも聞く。結局最終的には消費者が不利益を被ることになる。
消費者は価格ばかりに目を奪われがちであるが、ガソリンでも野菜でもやはり適正価格というものがある。適正価格を逸脱した状態が続けば、最終的な不利益は消費者に帰ってくることになることを知っていただきたいと思う。

 
学生寮に喫煙室
 2008・12・8
 愛知県新城市の私立黄柳野(つげの)高校が学生寮に喫煙室を設置したとして、県警少年課が県青少年保護育成条例違反(喫煙場所の提供)容疑で同校を家宅捜索していたことが分かった。同校は「禁煙指導室であり、喫煙室ではない」としているが、生徒の喫煙を黙認していた。同校では教員が協議を重ね学生寮に喫煙室を設置・黙認となったらしい。生徒の喫煙による火災の危険回避など合理的理由はあり、同校の不登校への取り組みとあわせ一定評価する方もいるかもしれないが、いかなる理由があろうが法令違反を黙認することは教育者として間違った方向である。黄柳野高校全体として反省し健全な方向性を見つけていただきたいと感じる。

 
田母神氏
 2008・12・3
 歴史認識に関して政府見解と異なる論文を公表したとして更迭された田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長であるが、浜田防衛相は田母神氏に支払われる退職金の自主返納を求めているそうである。個人的には田母神氏の歴史認識について全部ではないが一部賛同できるものもある。日本の「公式」の歴史認識が自虐的すぎるのは私自身感じる。もちろん、かつての太平洋戦争は侵略戦争であった。しかし、戦争突入の過程や結果において日本だけに責任があるわけではない。
日本国では憲法で内心の自由が認められており、田母神氏が頭の中で政府見解と異なることをいくら考えても一切問題はない。今回は政府見解と異なる「論文を公表」したことが問題であり、そのため航空幕僚長を更迭されたわけだ。浜田防衛相の退職金の自主返納を求めるなどというのは全くナンセンスである。

 
厳戒態勢・カシオワールドオープン
 2008・12・1
 27日から開幕する男子ゴルフの「カシオワールドオープン」が開催される高知・黒潮カントリークラブが、地雷の恐怖に襲われた。18日の手榴弾によるクラブハウス爆破事件に続き、22日にはゴルフ場を経営する黒潮観光開発の筆頭株主、旭食品(高知市)で爆発があり、玄関のガラス9枚が割られた。いずれも手榴弾を使った犯行とみられている。25日には「地雷を埋めた」と大会中止を要求する脅迫電話が地元新聞社にあり、相次ぐ悪質な妨害行為で異様な緊張感に包まれる中、26日はプロアマ戦が高知県警の威信を賭け強行開催された。
手製爆弾でなく手榴弾とはなんとも穏やかでない。高知県には以前も手榴弾を使い建設会社の事務所が爆破されたことがあったと記憶している。その時の犯人は確か闇社会の関係者であったと思う。今回の一連の事件は単なるテロでは無いような気がする。黒潮カントリークラブは以前から闇社会から標的にされてきた。闇社会が表の社会に牙を剥いた形ではないだろうか。犯行の背景が何にしろ、無関係の人が巻き込まれる可能性がある犯罪は断罪させるべきであり絶対許すことができない。一日も早い犯人の逮捕を望む。

 
悲しい病気・認知症
 2008・11・27
 私の母が認知症を発症してもう2年ぐらいになるが、この病気はどうにも周りが悲しい病気である。
母の場合、徘徊とかの症状はまだ出ていないが、短期記憶は20の情報を伝えて1つ覚えていれば良い方である。合理的でない行動も目立つようになり、薬は飲んでるが病気は確実に進行している。やがて徘徊が始まり、新しい人から忘れて私のことも自分さえもわからなくなる時が来るのであろうか。生死感にもよると思うが、私には母が緩慢な死を迎えている気がしてならない。楽しい病気などあるわけがないが、実に悲しい病気である。

 
元次官宅襲撃事件
 2008・11・25
 「元事務次官を殺害した」と、血のついた複数の刃物を持って出頭してきた小泉毅容疑者(46)について、警視庁は、うち1本が全長約33センチ、刃渡り約20センチと明らかに銃刀法に違反することから所持容疑で逮捕した。元次官宅連続襲撃事件への関与の追及を本格化させるらしい。
また最大の焦点は動機の解明である。警視庁、埼玉県警など捜査当局は、二つの事件がいずれも元厚生事務次官宅を対象としていることから厚生行政との関連に注目している。また、被害者の住所などをどのように割り出したのか、両元次官と接点を持っていたのかなどを中心に調べを進める方針とみられるが、特に動機に関して謎が多い事件である。いや、そもそもこの男に人を殺すだけの合理的な動機が存在するのかという思いもある。官僚の元トップとその家族を狙った凶悪で卑劣な犯行であり、警察には徹底的に捜査をして頂きたい。
最近の世の中を騒がす事件の犯人に共通することであるが、多くの犯人が近隣トラブルを抱えているということだ。ということは凶悪な事件を起こす多く人の共通性として、強調の欠如・規範意識の欠如など大人になるまでに当然身に付けておかなければならないものが欠如していることがあげられる。
これから大人になる子供たちには協調性や規範意識をしっかりと家庭・学校で身に付けさせていただきたい。また、これだけ近隣トラブルを起こすものが凶悪犯罪に手を染めるなら、警察では近隣トラブルを起こすものデーターをしっかりと把握し犯罪捜査に活用していただきたい。プライバシーの問題はあろうが大多数の国民は納得すると思う。

 
最悪総理
 2008・11・17
 「おれはいらない、給付金なんてなんでもらわないといけない、というプライドがある人もいっぱいいると思いますよ。」という麻生総理の発言であるが、これが一国の総理であるかと怒りを通り越して呆れるばかりである。定額給付は国民から要求したものでもないし、それを貰うであろう大多数の人はプライドが無いと言っているのである。この発言は漢字を読み間違えるぐらいの(これも恥ずかしい話である)問題ではない。彼の人格がひどく未熟・偏狭で給付金はお上が国民に恵んでやるという考えが根底にあるからである。
今までも政治家の失言は数多くあったが、今回ほど腹が立ったことはない。麻生総理見にはご自身に政治家として・人としてのプライドがおありなら、国民に謝罪し一日も早く辞任していただきたい。
個人的に、ペナルティーとして次期衆議院選には自民党には投票しない!

 
紙一重!
 2008・11・17
 先日、たばこの自販機でたばこを購入していると後ろから「ドガーン」と大きな音。振り向くと、自販機近くの電柱に軽トラックが正面から突っ込んでいた。1・2秒ポカンとなったが、とにかく運転手の安否の確認のため声をかけると、運転手もポカンとなっている。再度声をかけると大丈夫の様子。そのうち近くのガソリンスタンドの方も駆けつけてくれ車の移動の誘導などをしてくれたので私はその場所を離れた。
しかし後から考えると足が震えた。あと3M場所が違っていれば、私が購入している自販機の裏にぶつかり自販機は・・・・・・!事故を起こすような場所でもないし様子からして居眠り運転と思われるが、そんな者の巻き添えでケガや死亡するのはなんともやりきれない。車を運転する方は十分に気をつけていただきたい。

 
自宅の裏に猪が出た!
 2008・11・12
 私の自宅は田舎であるが幹線国道から40・50メートル離れているくらいでそんなに山奥ではない。近所に猪が出たという話は聞いたことはあるが、自宅の裏の空き地にまで頻繁に現れるようになった。
昨夜も愛犬のハリーの様子がおかしく、いつもと違う吼え方をするので恐々裏に行くとすぐ近くで「プシュー」という鼻息が聞こえた!あわてて家に帰り車に乗りライトで照らすと猪が居た!!車のライトに照らされても逃げる様子はなくじっとこちらを警戒している。クラクションを鳴らしてようやく追っ払うことができた。私にとってエキサイティングな夜になった。
あの猪一頭であるが人間社会の色いろな問題の象徴である。銃規制の強化や高齢化に伴いハンターの数が減少し生息地域と個体数のバランスが崩れている。最低限のハンターの確保は必要である。また、野生動物を含めた環境保護と人の生活とのバランスをどこで取るかという問題もある。野生動物が野生のままで暮せるようにすることは大切であるが、過度な保護により農作物を中心に被害が出ているのも事実である。

 
これって微笑ましい光景?
 2008・11・10
 あるとき車に乗っていると、小学校一年生くらいの男の子がガソリンを車に給油しているのが目に入った。セルフスタンドで親が子供に給油させているのかと思ったが、見ると普通のスタンドだ。
規模の小さな家族でやっているようなスタンドで、よく見ると近くに母親と思える大人もいる。考えるにこの子は親のお手伝いをしているのであろうか。
子供が親のお手伝いをすることは教育上大変良いことである。しかしその内容はよく考えて欲しい。背が低いので、車の給油口がちょうど子供の顔のあたりになりガソリンの蒸気を吸っているに違いない。それにガソリンは発火・爆発しやすい危険物である。静電気で発火することもある。親として子供に手伝いをさせるときは、子供の健康・安全に十分な配慮のもとやらせるようにして欲しいと感じた。

 
整備不良の救急車
 2008・11・7
 ある朝のことであるが、まだ完全に明るくなっていなかった為ライトを点灯して車を走らせていると救急車が対向して来た。よく見るとライトが片目切れている!
多分、四万十市の救急車と思うが、救急車なら当然始業点検をしているだろうから救急隊員もライト切れは把握しているであろう。道路交通法より人命を優先させたものと納得はするが、やはり整備不良は良くないことも確かである。他のドライバーや歩行者に危険ですらあるので救急車を含めた緊急車両の整備はきちんとして頂きたいと思う。

 
自殺大国・日本
 2008・11・4
 内閣府は29日、自殺予告や自殺方法の紹介などインターネット上にはんらんする有害情報への対策を柱とした「自殺対策加速化プラン」を自民党の内閣部会に提示し、了承された。それによると、硫化水素を使った自殺者数は、製造方法がネット上に紹介されるようになった今年1月からの9カ月間で876人に上っているという。また、年間自殺者数は約3万人といわれている。3万人といえば、私の住んでいる宿毛市は人口が2万6千ほどであるから一つの市が自殺をしていることになる。自殺大国といわれる日本であるが、背景には文化的なものもあろうが経済を含めた社会全体の仕組みと関係があろう。
製造方法をネット上から削除することももちろん必要であろうが、今日の情報社会ではあまり意味がないし、どうしても自殺したい方は他の方法でするだろう。本当に必要な対策は自殺をしなくても良い社会の構築であると感じる。

 
世界恐慌?
 2008・10・30
 ホンダは28日、2009年3月期の営業利益(米国会計基準)予想を前年比42.3%減の5500億円に下方修正すると発表した。従来予想の6300億円に比べ、12.6%の下方修正となる。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト13人の予測平均値6550億円を16%下回っている。09年3月期下半期の為替は1ドル100円、1ユーロ135円で想定している。日本を代表する優良企業にしてこのような状態であるので、アメリカ発の世界同時株安が実体経済に大きな影響を与えていることを示している。発端はサブプライムローンとしても現在の投機マネーなどの経済システム自体に問題があるのではないだろうかと感じる。

 
これで良いのか地方議会・伍長の作戦
 2008・10・28
 県は20日、県議会10月臨時会(24日)に提案する一般会計補正予算案を発表し、総額で32億7500万円を増額する。補正予算案は、政府の総合経済対策を裏付ける補正予算(1兆8000億円)の成立を受けたものである。道路整備や防災対策などの公共事業に充てる。それはそれで良いが、あまりに当たり前すぎる誰にでもできる伍長の作線である。しかもそれが県議会で可決されたが、呆れることに全会一致である。果たして県議には県民の代表としての責任と自覚があるのだろうか?このような誰にでもできるような予算案(伍長の作戦)を承認するためにあなた方を選んでいるのではない。自ら英知を絞り将軍の作戦を立案するようにしていただきたい。

 
NHKスペシャル・世界同時食糧危機(2)食糧争奪戦を見て
 2008・10・22
 NHKスペシャル・世界同時食糧危機を見て感じたのだが、世界の食料を支える農業の経営規模の大きさに改めて驚いた。おそらく耕作面積で言えば、私の数十万倍の規模であろう。まさに農業の業である。私などや日本の中小の兼業農家は家である。
世界の農業の流れがマスプロダクトになるのは、世界人口や生産コストを考えれば仕方のないことである。しかしマスプロダクト農業と弱小農家が共存できるような方法はあるはずである。我々弱小農家も一層の経営努力と創意工夫をしなければならないのはもちろんであるが、両者が住み分けできるような政策を政府にはお願いしたい。
 
農業をやるようになって思うこと その2(農薬と虫食い)
 2008・10・20
 今年から農業の真似事をするようになって感じたことや疑問に感じたことを書いてみる。
さて、秋蒔きの路地野菜から農業を始めたが、呆れるほど害虫が次々にやってくる。基本的に農薬をなるべく使いたくないので天然成分の自然農薬などで対処していたが、その間に農薬を使用する時期を逸してしまった。結局、害虫はほとんどいなくなったが、残されたのは商品価値のない虫食い穴が残る野菜である。うーん、悲しい現実である。「農薬はなるべく使いたくない。」生産者の本心である。しかし、商品としての野菜を作りたいなら農薬を使わざるを得ない。無農薬・減農薬栽培を実践されている方も大勢おられるが、もし農薬を使用しなければ生産コストは数倍になることは確かである。果たして消費者はそのコストを負担する覚悟があるのか問いたい。生産者・消費者共に、何か農薬を使用することは悪いことという風潮があることは大変残念である。定められた登録農薬・使用時期・使用回数などを守れば科学的に安全性が担保されている。もちろん、汚染米や中国のメラミンなどのように利益優先でコンプライアンス意識のない使用基準を守らない生産者は断罪されるべきである。
 
中国製冷凍インゲンに農薬、基準の3万4500倍
 2008・10・17
 東京都は15日、イトーヨーカドー南大沢店(八王子市)が販売したニチレイフーズ輸入の中国製冷凍食品「いんげん」(250グラム)から、有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が国の基準0.2PPMの3万4500倍にあたる6900PPM検出されたと発表した。同製品を食べた同市内の50代の主婦が口のしびれなどを訴え、一時入院した。八王子保健所から通報を受けた警視庁が捜査を始めたという。
「またしても中国製か」という感じである。いったいあの国はどうなっているのかという思いである。今回も毒ギョウザと同様に残留農薬とは考えにくい量であり、犯罪の可能性が高い。自己の利益のためだけに牛乳にメラミンを混入するのとは違い日本の消費者を狙った犯罪の可能性を少なからず感じるのは私だけであろうか?
 
海自3曹格闘技訓練後死亡
 2008・10・16
 広島県江田島市の海上自衛隊第1術科学校で9月9日、特殊部隊「特別警備隊」の隊員養成課程に所属する小野弘喜3等海曹(当時25歳、死亡後2曹に昇進)が、15人を相手にした格闘技訓練中に意識不明となり、約2週間後に死亡していたことが分かった。訓練は通常1対1で行われるといい、海自警務隊は集団暴行の可能性もあるとみて傷害致死容疑で調査を始めた。海自の「特別警備隊」といえば規模は小さいが、米海軍のネイビーシールズや米陸軍のグリーンベレーのように一騎当千の超エリート部隊である。私自身は自衛隊員の経験がないが、超エリート部隊ならではの訓練の厳しさはあろうと想像できる。当然あってはならないが、訓練中の事故・怪我もあろう。今回の事件で一番の問題は訓練の過酷さではなく、その訓練が隊員自身の技術・精神力の向上やチークワークの強化に繋がる必然性・合理性があったかどうかであろう。もし、必然性も合理性もない訓練なら集団暴行と言われても仕方がないと感じる。
 
農業をやるようになって思うこと その1
 2008・10・15
 今年から農業の真似事をするようになって感じたことや疑問に感じたことを書いてみる。
今年の夏から準備をし、秋蒔きの野菜から農業の真似事(本人はいたって本気)を始めたのだが、農業とは敵が多くまた残酷なものであると感じる。「敵」とは、自分の努力などで防ぎきれないもの、お天気や害虫であり雑草である。「残酷」とは、よく農業は「命を育てる」とかのキャッチコピーがあるが、実際には「命を選択し育てる」である。芽吹いた芽の中から一番有望なものを残し後は間引くし、害虫は捕殺したり農薬で皆殺しにする。そうしなければ野菜が育たないのでやるしかないが、馬鹿と思われるかもしれないが個人的には少し抵抗がある。
 
ノーベル賞と頭脳流出
 2008・10・14
 7日にノーベル物理学賞受賞が発表された南部陽一郎・米シカゴ大名誉教授(87)に続き、8日の化学賞も米国を研究の拠点にしていた下村脩・米ボストン大名誉教授(80)に決まった。いずれも戦後、若い時期に米国に渡り、研究の場とした「頭脳流出」世代。これまでにもノーベル物理学賞を受けた江崎玲於奈博士(83)や生理学・医学賞の利根川進博士(69)らが米国発の成果を生み、世界で評価された。
「頭脳流出」には個人の考えや背景などいくつか理由が考えられるが、「活力ある強い日本」を目指すためには科学・技術立国が不可欠である。今すぐの経済対策も大切で必要であるが、将来の経済の基礎となる科学・技術の開発・研究のための投資も大事であることを忘れないで欲しい。
 
科学に関心、いい機会
 2008・10・10
 4人の日本人が物理と化学の2部門でノーベル賞に輝いたことを受け、各地の科学館や展示館では早速、記念イベントを始めたらしい。若者の科学離れが言われて久しいが、自他共に認める理系人間としては寂しい思いをしてきた。今の10代・20代の方は、広い意味でのリテラシーは素晴らしい。私などあんなに早く携帯メールは入力できない。ただ、基礎の原理に関して若い方に理解不足を感じることが時々ある。理屈は解らなくても使えればよいと言われればそうであるが、基礎の理屈が解っていれば不測の事態にも対処できるし、危険性の予知にも繋がる。電子レンジに動物を入れて乾かそうなどと考えることは決してない。今の若い方に特に欠けているのは想像力であるが、科学離れと無関係ではあるまい。
 
アメリカ発世界大恐慌?
 2008・10・9
 アメリカ株式市場は大幅続落で深刻な景気後退懸念が高まっている。いや景気後退どころか1929年の世界大恐慌の危険すらはらんでいる。かつては、「アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく」といわれたが、現在ではそれこそ世界中が風邪をひいてしまうほどの影響力である。
世界経済の「価値観」に関してはアメリカは既に世界を征服している。イデオロギー的には対立するロシアや中国・大多数のアラブに関しても経済の「価値観」ではアメリカ的である。少なくとも世界の経済の「価値観」に関してはアメリカが世界のスタンダードになっており、その影響力は計り知れない。世界で最も影響力のある国だからこそ、アメリカは国内だけではなく世界に対して重い責任がある。
 
緒形拳さんの訃報に接し
 2008・10・8
 「楢山節考」「鬼畜」など数多くの映画やドラマで活躍した俳優の緒形拳さんが死去していたことが6日、分かった。71歳だった。関係者によると、最近になって体調を崩したという。
訃報に接し驚いたと同時に、彼の重厚で渋い演技を二度と見ることができないかと思うと大変残念である。個人的に一番印象に残っているのは「鬼畜」であるが、最近でも世界の自然を紹介する番組での味のあるナレーションが印象に残っている。
 
個室ビデオ店放火事件2
 2008・10・7
 大阪市浪速区の個室ビデオ店が放火され、客ら25人が死傷した事件で、店が入居するビルの防火管理者で、火災発生直後に警報スイッチを切った男性(77)が読売新聞の取材に応じ、「自動火災報知設備の誤作動が過去に度々あった」と証言した。これまでビル内で実際に火事が起きたことはなく、その度に警報スイッチを切っていたという。府警捜査1課の浪速署捜査本部は、度重なる誤作動が防火意識を低下させ、防火管理体制の不備を招いた可能性もあるとみて調べるらしい。男性は約15年前から7階建てビルの6階に居住。居室内に、ビル全体の報知機を一元管理する受信盤が設置されている。男性は「誤作動は、昨年まではかなりの回数あった」と証言。その度に音を止めていたという。
まさに、イソップ童話のオオカミ少年である。誤作動自体は問題であり、ハード的な改良の必要はあるが、せめて本物の火事でないことの確認をしてスイッチを切るぐらいの用心は最低限必要ではないかと感じる。
 
ビデオ店放火
 2008・10・6
 大阪市浪速区の雑居ビル「桧ビル」1階の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」が放火され客15人が死亡した事件で、同店に個室を設置する改装工事の際、少なくとも3カ所あった窓が石膏ボードなどで塞がれていたことが3日、分かったらしい。
改めて火事は怖いという印象である。それが放火なら更に怖い。
今回の放火により15人もが死亡という痛ましい事件の背景はネットカフェ難民など様々なものがあろうが、断罪すべきは身勝手な犯人と、避難・消火活動をしなかった従業員と従業員を指導・監督すべき管理者であろう。火災報知器が短時間で切られたとの情報もあり、誰がなぜ火災報知器を切ったかという問題も浮上する。
以前、病院に勤務していた時、その病院の防火管理者になっていた経験がある。その時は近くで消防車の音でも聞こえたら「ドキ」としたものだ。消防法で定められた設備を設置し、定められた訓練をしていても不安はあった。あくまで消防法は最低限の設備・訓練の規定でしかない。私の勤務していた病院は精神科と内科の入院患者を200人以上抱えており、内科病棟では寝たきりの老人が多いため自力で避難できる患者は少数であり、精神病棟は鍵をかけている閉鎖病棟があり、そこの患者は独力での避難は困難である。昼間の火災ならある程度の避難・消火活動のスタッフを確保できるが、深夜なら10人程度のスタッフで避難・消火活動に当たらなければならなく、近くの寮に住む職員を緊急招集したとしても初期消火に失敗すればおそらく恐ろしい結果になることが想像できた。だから消火訓練の際は、夜間を想定した訓練をよくしたものだ。慢心は禁物だが日頃から最悪を想定した訓練をすることである程度不安は解消されるものだ。
 
毒ギョーザ その後
 2008・10・3
 毒ギョーザ事件が発生してかなりの時間が経過したが犯人はまだ捕まっていない。
当初国内での毒の混入を否定した中国当局であるが、日本に流通していないロットから中毒事件の発生を受け、ようやく国内での捜査を本格化させた。もし、この事件がなければ混入は日本国内であり犯人は日本人というようにされていた可能性がある。
中国当局には見たいものしか見ない、聞きたいものしか聞かない、というように物事を自分の都合よい方に解釈する傾向がある。やはりこれらも一党独裁による弊害であるといえる。
最近の新聞報道によると中国当局により、毒ギョーザの容疑者が数人に絞り込まれているらしい。ただし、偽物大国の中国である。犯人も当局がでっち上げた偽物でないことを願い、両国のため毒ギョーザ事件の真相究明を期待したい。
 
麻生内閣総理大臣所信表明演説
 2008・10・2
 第170回国会における麻生内閣総理大臣所信表明演説は久しぶりに面白いものであった。「かしこくも、御名御璽をいただき、第九二代内閣総理大臣に就任いたしました。」からの復古調で始まり、「日本は、強くあらねばなりません。」「わたしは、悲観しません。」「わたしは、日本と日本人の底力に、一点の疑問も抱いたことがありません。」「わたしは、決して逃げません。 」などの前半部分に麻生総理の国に対する思いや決意が表明されていると感じる。民主党への挑戦状の部分だけが注目を浴びているが、個人的にはよくできた所信表明であると思う。ただ一つ気になったことは、演説中のヤジである。野党・与党共であるが、自分と違う意見・主張であっても一応よく聞くことが民主主義の基本の基本ではないか。議員諸兄には反省をして頂きたい。見ていて非常に不快であるし、同じ大人として恥ずかしく感じる。
個人的に誕生までは全く注目していなかった麻生内閣であるが、これからは多少注目していこうという気になった所信表明演説であった。
 
人生
 2008・10・1
 義父の見舞いに病院を訪ねると、ふと気が付いたのだが現場で働いている方が皆若い。自分と同年代(50近く)は実に少数である。大学を出て働き始めたが、気が付けば現場は20代・30代の方が中心になって活躍されている。改めて自分が年をとったことを実感させられた。別に年をとることがイヤではないが、生意気盛りでがんばってきた若い頃が懐かしく感じる。
最近、親に認知症の症状が出ているため、「老い」ということをよく考えるようになった。私自身、老いることはごく自然なことだと感じるが自然に上手に老いるのは、なかなか難しいものであると周りを見て感じている。
 
中山国交相辞任
 2008・9・30
 中山国土交通相(65)は28日午前、臨時閣議に先立って首相官邸で麻生太郎首相に会い、成田空港の拡張が進まなかった原因を「(地元住民の)ごね得」などとした一連の問題発言の責任を取って辞表を提出し、受理された。
彼の一連の問題発言の中には個人的には一部同意できるものもある。それはあくまで個人の発言としてである。よく日本人は本音と建前を使い分けると言われているが、国務大臣の発言としてはいささか問題がありすぎる。政府の代表として国務大臣の発言には個人の信条とは別に高い倫理観と見識が問われる。国務大臣としての資質が問われる部分である。また、麻生総理が任命責任を認め謝罪したことは評価に値すると感じる。
 
日本の次期主力戦闘機、欧州製が「有利な情勢」
 2008・9・29
 英国の有力政策研究機関、王立統合軍事研究所は、自衛隊の次期主力戦闘機(FX)選定に関して、英独伊スペインが共同開発した「ユーロファイター・タイフーン」の採用に有利な情勢が整いつつあるとする報告書を近く公表するらしい。読売新聞が入手した報告書は、日本に対して、防衛装備調達政策で、対米一辺倒から脱却し対欧協力に踏み出すように提言されているという。
仮に提言どおり「ユーロファイター・タイフーン」が次期主力戦闘機として採用されるなら、戦後の国防体系にとって大変大きな出来事となる。米国製オンリーであった主力戦闘機の最有力候補の米ロッキード・マーチン社製F22について、技術流出を懸念し禁輸措置をとった米議会にも大きな圧力となる。
血税を使い国防の重要な役目を担う主力戦闘機であるので、その選定には慎重の上にも慎重に臨んでもらいたい。
 
小1殺害容疑母逮捕・「育児悩み、悲観」
 2008・9・26
 福岡市西区の小戸公園で18日、近くの内浜小1年、富石弘輝君(6つ)が殺害された事件で、福岡県警は22日、殺人と死体遺棄の疑いで、母親の会社員、富石薫容疑者(35)=西区小戸3丁目=を逮捕した。薫容疑者は当初「子どもが行方不明になった」と通報し第三者の関与を装っていた。県警によると、薫容疑者は容疑を認め、育児など親子間の悩みのほか「自身が病気を患っているため、将来を悲観し、子どもを殺して自分も死のうと思った」などと供述しているという。
当初から母親が怪しいと感じていたが最悪の結果である。容疑者は、動議として自身の障害や子供のADHD(報道から推測)に悩んでいたことを供述しているらしい。あまりにも身勝手で独善的な犯行であるといわざるを得ない。ADHDでも適切な治療で大人になれば普通になる子供さんが多いし、自身の障害を犯行の動機にしてもらいたくない。障害があっても子供さんを立派に育てている方を何人も知っている。結局、容疑者は同情の余地のない殺人者であると思う。
 
「日本嫌い」が大幅増
 2008・9・25
 22日付の韓国紙・中央日報に掲載された世論調査結果によると、「最も嫌いな国」として日本を挙げた回答が昨年の38%から57%に大幅に増加した。日本の中学校社会科の新学習指導要領解説書に日韓が領有権を主張する竹島が明記されたことなどが背景にあるとみられる。韓国の竹島に対する感情は異常である。歴史的に日本固有の領土を実効支配しておいて何かあればすぐにヒステリックな反応を示す。最近では「対馬」も韓国領土だと主張する一部の韓国人もいるほどである!!
韓国人こそ歴史認識の再教育が必要であり、韓国人が日本人を嫌うから日本人も韓国人が嫌いなのである。両国の友好には相互理解が不可欠と感じる。
 
子供の受難
 2008・9・24
 ここのところ子供さんが殺害される事件が相次いでいる。大変痛ましい事件で関係者の心痛を思うと心が痛む。特に福岡の事件では不可解な点が多い。また未解決の事件も多い。食の安全・安心とともに子供の安全は社会にとって欠かすことのできない要素であると信じる。一日も早い事件の解決と被害者の冥福を祈る。

※追記
原稿の記入後、福岡の事件は母親が容疑者として逮捕されました。公言はできませんでしたが、個人的には母親が怪しいと感じていました。子供が最も信頼を寄せる母親に殺害された子供の無念を思うと心が重たくなる事件でした。

 
若い遍路さんへ苦言
 2008・9・22
 私は朝早く犬を散歩に連れて行くのだが、その際に近くに札所がある関係でお遍路さんに会うことがよくある。年配の方はそうでもないが、若いお遍路さんの中には挨拶もしない方が多い。
私たちは子供の頃からお遍路さんに親しんできた。「歩き遍路」の中にはけしからぬ輩も少なからずいる。通常お遍路さんは、托鉢のとき拝みながらお金や食べ物をもらっていたが(子供の頃、親から言われ渡すのが私の仕事だった)、最近の「歩き遍路」の中にはは、「托鉢」という言葉を口にするが、お金や食べ物を要求するだけで拝みもしない!「托鉢」の意味すら理解していない歩き遍路が多い。これは、お遍路ではなく「物乞い」である。中には盗みなどの犯罪を犯す遍路もいる(仏様もあきれるに違いない)。
挨拶をしないお遍路さんの話から少し飛躍したが、あなた方が歩いているその道も公道とはいえ地元の我々が草を刈ったりして手入れをしているのである。地元の人に会えば多少の感謝を込め挨拶を交わすのは自然ではないかと感じる。
 
本当に必要か?高知県海洋漁業調査船「土佐海洋丸」
 2008・9・19
 ローカルな話題であるが、老朽化した先代の海洋漁業調査船の代船として、高知県の新たな海洋漁業調査船「土佐海洋丸」の建造工事が完了し、竣工式を開催することになったそうである。本県の沿岸・沖合漁業の振興に貢献するために建造した土佐海洋丸は、一部軽合金を含む鋼製で総トン数80トン、全長約31.9mの規模で、高性能な各種調査機器・漁労機器を装備し、海洋観測や漁場の海底地形調査等の観測結果を迅速に解析、情報提供を行うそうである。
一部の漁業関係者にはおめでたい話題かもしれないが、はたして県単位で海洋漁業調査船が必要か疑問に感じる。海洋観測や漁場の海底地形調査等が目的だそうだが県職員で、はたしてそのデータを十分に解析・活用できるか疑問に感じる。結局、漁業違反を取り締まるパトロール船しか使い道がなくなるような気がしてならない。本来、海洋観測や漁場の海底地形調査などは国の仕事である。県ごときが中途半端に手を出すと結局税金の無駄に終わってしまう可能性が大である。
漁業を含む一次産業の振興に税金を使うなら、県には県でしかできないような、きめの細かな振興策を実施していただきたいと感じる。
 
国籍不明艦の領海侵犯、中国外務省が日本政府に抗議
 2008・9・18
 国籍不明の潜水艦による領海侵犯事件で、中国が日本政府に対し、「日本政府の対外説明が国籍不明の潜水艦を中国潜水艦と結びつけている」として抗議していたことが16日分かった。言うまでもなく潜水艦による領海侵犯は平時における反則ゲームのようなものである。領海侵犯をし相手国の防衛体制やその反応を試すのである。
今回の反則ゲーム(中国潜水艦、それもおそらく最新のディーゼル艦と信じているが)について日本政府の発表以外に裏があるように感じる。本県の足摺岬沖を潜望鏡を出して航行しているのを、海上自衛隊のイージス艦「あたご」のウォッチャーと艦長が確認したということだが、潜望鏡を出して航行しているのも領海侵犯をする潜水艦の行動としては不自然であるし、さらにその現場に偶然イージス艦「あたご」がいたのも不自然すぎる。
一般的に世界中の潜水艦の音紋データは米海軍に登録されており、潜望鏡を確認できる距離なら音紋は採取できているはずであり、日本政府には国籍不明艦ではなく所属国や艦種まで分かっている筈である。中国政府も状況から当然艦種まで特定されたことを認識しているはずである。軍事機密と政治的駆け引きで国民に真実を知らされないのはある程度仕方がないと思うが、政府には毅然とした態度で望んでもらいたい。
 
大相撲大麻疑惑
 2008・9・17
 大麻問題で日本相撲協会から解雇された大相撲の元幕内、露鵬(28)と元十両、白露山(26)兄弟が12日、都内で解雇後初めてそろって会見した。2人は「大麻は吸っていない」とこれまでの主張を繰り返した。2人はまげを結った着物姿。露鵬は、協会の再発防止検討委員会で、ロスで大麻を吸ったと認めたという報道を否定し、100人を超える報道陣の前で「一生懸命戦います。皆さん私たちのことを信じて下さい」と訴えた。白露山は、2日に行われた力士会での尿検査について「(事前に行われた)ドーピング説明会通りじゃなかったし、その説明もなかった」と検査手続きの不備を指摘したらしい。
罪を認め(もっとも言い逃れできないが・・)真摯に謝罪した若ノ鵬には、当時19歳という年齢を考慮してもう一度チャンスをあげても良い気がする。しかし、露鵬と白露山については同情の余地がない。検査手続きの不備は指摘するが、検査で陽性が出たことへの釈明がなく合理的でない。また「B検体」の再検査を拒否するということは検査結果が自分で予想できるからである。
望ましい社会は、罪は誰でも起こす可能性があるのであるから、素直に罪を認め反省をしたものには再起のチャンスを与え、そうでないものには厳しい態度で臨むことである。
日本相撲協会には「北の湖理事長」後遺症で必要以上に力士に厳しくならないようにバランス感覚を持って事に望んでいただきたい。
 
高知沖の国籍不明潜水艦
 2008・9・16
 14日午前6時56分ごろ、高知県足摺岬沖の豊後水道周辺の領海内で、国籍不明の潜水艦が潜望鏡を出して航行しているのを、周辺海域を航行していた海上自衛隊のイージス艦「あたご」が発見した。あたごはソナー(水中音波探知機)による捜索を続けたが、約1時間半後に見失った。防衛省は国籍不明の潜水艦による領海侵犯事件としてP3C哨戒機や護衛艦などを出して潜水艦の行方を捜索している。中国軍との見方が多いようなのでそれを前提に意見を述べると、中国軍の潜水艦には沖縄での前科もある。潜水艦による領海侵犯という、かつての東西冷戦時のような反則ゲームをし、かたやオリンピックで「平和」という空虚な言葉を口にする中国は信用することができないといのが実感だ。
防衛省にはP3C哨戒機の部隊縮小も予定されているらしいが、昨今の中国軍・特に中国海軍の脅威に対して今以上の対潜能力の向上を望むと共に、今回のような場合、威嚇攻撃もオプションの一つに含めた対応をするべきである。
 
保護者の怒り
 2008・9・15
 米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の事故米転売問題で、京都市は12日、保育園など2施設に給食用として納入された中国産もち米の在庫から、有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出されたと発表した。濃度は基準値の2倍に当たる0.02ppmだが、市は「大量に食べ続けない限り健康に影響はない」としている。具体的な健康被害が出ていないのが幸いである。今回の事故米転売問題は以前も指摘したように食の安全・安心に係わる一連の問題の中では最悪である。産地の偽装などとはレベルが違い、直接消費者の健康に係わる重大な問題である。しかも、今回の事故米転売問題ではわかっている限り、病院・老人保健施設・保育園など体力的に弱い方に消費されており、本当に具体的な健康被害が出なかったのは幸いとしか言うべき言葉が見つからない。具体的な健康被害以外では風評被害や製品の回収など被害が出ている。「三笠フーズ」はおそらく倒産すると思うが、少なくとも現在の経営者には二度と食品にかかわる仕事をしてもらいたくない。
 
日本人拉致の風化阻止
 2008・9・12
 今年7月にコロンビア武装組織の手から6年ぶりに救出された同国の元大統領候補イングリッド・ベタンクールさん(46)は9日、国連本部で、北朝鮮による日本人拉致問題を「口にすることが極めて重要だ」と強調し、事件の風化を防ぐため、ニュースなどで取り上げ続けるべきだと訴えた。
本当に心強い援護射撃である。言うまでもなく、拉致は明らかなテロ行為であり、しかも北朝鮮による日本人拉致はテログループではなく国家により組織的・計画的に行なわれた。つまり建国60年を迎えた北朝鮮国家そのものがテロ国家である。
個人的な意見であるが、テロ国家・北朝鮮には人道的なものも含めていかなる支援も援助もするべきではない。現在の金王朝を打倒しようとする勢力に支援や援助は与えるべきであり、そのような勢力の養成に力を注ぐべきである。
世界有数の経済力を持つ日本の外交力はそれに比べ著しく劣る。政府がその国力に見合った外交力を発揮し拉致問題の早期解決と北朝鮮国民の圧政からの開放を強く望む。
 
最悪の食の安全に安心に係わる問題
 2008・9・11
 米卸売加工会社「三笠フーズ」の事故米転売問題で、大手商社の双日と住友商事が国から購入した輸入米のうち、殺虫剤「アセタミプリド」などに汚染された事故米743トンが、三笠フーズに販売されていたことが、農林水産省の調べで分かった。これらの事故米は、喜界島酒造(鹿児島県)や西酒造(同)など酒造会社6社に販売されており、同省は三笠フーズが商社からの事故米も食用に転売していたとみて調査を始めた。
また、農水省はカビ毒「アフラトキシンB1」に汚染された事故米の転売先の酒造会社2社を含め、同意が得られた転売先の計5社の企業名を公表した。農水省によると、住友商事が05年度に国から購入したタイ産米のうち、145トンにカビが生えて事故米となった。また、双日が06年度に購入したベトナム産米のうち、598トンに基準値(0.01ppm)の3倍のアセタミプリドが検出され事故米となった。三笠フーズは、これらの事故米を購入。仲介業者を通じるなどして、喜界島酒造(鹿児島県)▽西酒造(同)▽六調子酒造(熊本県)▽抜群酒造(同)▽光酒造(福岡県)と鹿児島県の酒造会社に販売していた。早期に事態を把握しながら、全ての企業名を公表しない農水省も大変問題がある。農水省も企業の利益を優先し、国民の健康を後回しにしている。これは利益を優先し食の安全・安心を無視した「三笠フーズ」と同じ理論である。
とにかく今回の問題は「産地の偽装」などというレベルではなく直接、人の健康に係わる重要な問題で最悪の食の安全・安心に係わる問題である。
 
日本相撲協会
 2008・9・10
 「本人が吸ったと判断せざるを得ない」。大相撲の幕内・露鵬(28)と十両・白露山(26)のロシア人兄弟力士から、専門機関の尿検査で大麻の吸引反応が出た問題。2人の解雇と北の湖理事長(55)の辞任を受け、8日午後に日本相撲協会が開いた記者会見では、基準値の5〜10倍もの大麻成分が検出されたことが明らかになった。
一方、北の湖理事長は今回の結果を「真摯(しんし)に受け止めます」と繰り返すだけで、対応が後手に回った理由などには全く触れなかった。
先日のブログでも少し触れたが、一度日本相撲協会は解体する必要があると感じる。元理事長の北の湖は理事のままであるし、理事の総辞職ぐらいはあると思っていたが期待は裏切られた形だ。今までの日本相撲協会の対応をみていると、偏見かもしれないが、果たして元力士に組織の運営ができるのかと疑問に思う。一度日本相撲協会は解体し、親方衆の集まりで力士の福利厚生を担当する部門と興行を担当する角界出身以外の専門機関とに分割し、権限と責任は同等とし、このような問題が発生した場合、それぞれの部門が合議で決定するする必要があると信じる。
 
医療関係の話題
 2008・9・9
 医療用画像システム大手の米ケアストリーム・ヘルスは、新型のワイヤレス・デジタルX線画像システム「ケアストリームDRX―1」を発表した。現在、開発最終段階にある同製品は、フィルムを使用する従来のシステムに比べ、通常のX線検査に要する時間が非常に短いため、担当スタッフの生産性向上と、患者の待ち時間短縮につながると見られているらしい。医療関係の装置もどんどん新しいものが開発され、患者は検査の苦痛の低減や待ち時間の減少などその恩恵にあずかっている。
私も先日、胃カメラの再検査を受けた。通常より咽頭反射が強い私にはかなり苦痛の検査であったが、Drの丁寧な状況説明と検査中二人の看護士の方が私の体をさすっていてくれたことが大変印象に残った。結局、検査装置や技術は進歩しても人対人の関係が一番大切であると感じるし、それが医療の基本であると信じる。
 
北の湖理事長(精密検査でも陽性反応)
 2008・9・8
 大相撲のロシア出身兄弟力士、幕内の露鵬(28)=大嶽部屋=と十両の白露山(26)=北の湖部屋=の大麻使用疑惑で、東京都内の専門検査機関に依頼していた両力士の尿サンプルの精密検査の結果、当初の簡易検査と同じく大麻への陽性反応が出た。今回検査を行った機関は世界反ドーピング機関(WADA)から国内で唯一公認されているドーピング(禁止薬物使用)検査の権威らしい。
 日本相撲協会の朝青龍問題・力士死亡事件や今回の大麻問題に対する対応は疑問を通り越して呆れるとしか言いようが無い。北の湖理事長は「精密検査で陽性反応が出ても本人が否定すれば何度でも検査する。」といっているし、当該力士の秋場所出場もOKといっているらしい。世界反ドーピング機関(WADA)から国内で唯一公認されている機関が行なった検査ならそれで最終的な客観的な証拠である。あまりにも科学と世間の常識を無視した言動といわざるを得ない。
 ただ、このような方が理事長なら今までの各種の日本相撲協会の問題に対する対応も納得できる。今までの対応で「親方の責任」と盛んに発言されたが、今回は自身が責任を取らなければならない親方に該当するが、如何に?
現役時代の憎らしいほど強い横綱の「北の湖」を知る一人としてはなんとも寂しいが、強い横綱=よき組織の運営者ではないことは確かなようだ。組織として自浄できないようであれば、文部科学省には一度日本相撲協会を解体するような強力な行政指導をお願いしたい。
 
憂慮すべき北朝鮮の行動
 2008・9・5
 米FOXテレビ(電子版)は2日、複数の米政府当局者の話として、北朝鮮が6カ国協議の合意に違反し寧辺(ニョンビョン)の核施設の原状回復作業に乗り出したと報じた。一方、韓国の聯合ニュースによると、韓国外交通商省当局者は3日、「3日から(回復作業を)始めたと把握している」と述べた。FOXテレビによると、原状回復の動きについて米国によるテロ支援国家指定解除が遅れていることに対し、「怒り」を表す「象徴的な意思表示」とみられると伝えた。
ただ、今回もやはりという感じである。北朝鮮が国際的な取り決めを守ったことはないし、守る気も最初からなかったと感じる。北朝鮮の政治は基本的に内には、「恐怖政治」「演劇国家」で、外には「恐喝外交」「ゆすり・たかり外交」である。その本質は建国以来変わっていない。それは金王朝が崩壊しない限り変わることはないであろう。
 
想定外の雨
 2008・9・4
 私の住んでいる地域はここのところ早すぎる秋の長雨といったところだ。同じ四国でも早明浦ダムでは貯水率がゼロになり発電用の水を生活用に緊急放水する事態になっている。皮肉な話である。個人の都合をいうと農作業の関係で今は雨がいらない。
お天気は個人の都合でどうにかなるものではないが、過去の記録から作業計画を立てているのであるから想定外の長雨は大変困ることも事実である。今年は特に想定外の気象に関する事故が相次いでいる。これも自然環境を破壊した人間に対する地球からの警告の一つであろうか?
 
またしても政権投げ出し
 2008・9・3
 またしても、政権が投げ出された。昨年の安倍前首相の辞任から1年もたっていない。舵取り役が次々と姿を消していく日本政治の混迷ぶりは国民をあきれ果てさせるだけでなく、国際社会の不安も増幅させる。
福田首相に関しては、前安倍首相に比べ派手さはないがしぶとく着実に政策を実行していく政権かと思っていたが見事に期待は裏切られた形だ。民主党・公明党や自民党内の関係や内閣支持率等々で八方ふさがりで投げ出したというのが本音か。
安倍前首相にも言えるが、政権を途中で投げ出すことは政治家として決して許されることではない。
 
300人に1人“当選”
 2008・9・2
 来年5月から始まる裁判員制度で、高知地裁は26日、来年分の県内の裁判員候補者数を2160人と発表。県内34市町村選管に割り当て人数を通知した。6月1日現在の選挙人名簿登録者数は65万763人で、約300人に1人の割合で候補者になる計算という。
ついに始まるのかという感じであるとともに、300分の1の確立は結構高い。何年か前に私は「検察審査会」の候補者に"当選"したことがある。"当選"は2万分の1ぐらいの確立であった。結局、候補者だけで終わったが候補者である期間は結構ストレスを感じたものだ。本音を言えば裁判員制度になるのは気が重い。改めて人が人を裁くことの意味と責任を感じる。とは言え、裁判員制度は市民に課せられた義務であるので、もし"当選"すれば全力で望みたいと思う。
 
アフガン邦人男性拉事件
 2008・9・1
 アフガニスタン東部で武装グループに拉致されていたNPO(非政府組織)「ペシャワール会」のスタッフ、伊藤和也さん(31)が遺体で発見されたことを受けて、父親の正之さんが27日夜、報道陣の代表取材に電話でコメントした。
「いろいろありがとうございました。正直、家族はまだ受け入れられない、会っているわけではないし。顔を見たい。ただ、本人には家族みんなで『頑張ったね』と言ってあげたい。家族が認めてあげたい」とのことである。
伊藤さんは現地の方のために働いていたのであり、アフガニスタンにとっては、よき理解者であり味方であったはずである。タリバンは声明で「全ての外国人を殺害する」と宣言して伊藤さんの殺害を認めている。アフガニスタンにどのような政権が誕生するかは、好ましい・好ましくないの問題はあるが、基本的にはアフガニスタンの問題である。しかし、史上、敵も味方も区別できない軍隊が勝ったことはない。
 
悲しいコメント
 2008・8・29

 先日のブログ「悲しい事件・知的障害者ねらい暴行」へ読者からコメントが寄せられた。ブログの意見は人により受け取り方が様々であろうから通常はコメントに対して意見を述べないが、今回はどうしても気になったので意見を述べる。コメントは以下のである。

『ほんとうに知的障害者?
知的障害者であれば、保護者は、なぜ一人歩きさせたのか?
なぜ買い物など、できないのにお金もたせたのか?
保護者が、悪い。
知能が低いだけじゃないのか?
障害者と言う言葉を、軽々しく使ってほしくない。との、感想です。』

これを読まれた方はどう感じますか?
このコメントを寄せられた方は、ひどく世間知らずのように感じます。
知的障害も日常生活全般に介助がいる方から自立生活可能な方まで程度は様々です。また親御さんにしてみれば、親は順番からいうと自分が先に死ぬのですから、自分がいなくなった後を考え少しでも子供の自立の可能性を模索するものです。それを保護者が悪いとか被害者が悪いような言い方は完全に間違っています。
「悲しい事件・知的障害者ねらい暴行」にも書いていますが、人間は社会的動物です。「社会的」という意味をもう一度考えていただきたいと思います。このコメントを寄せられた方がどのような方か私にはわかりません。あるいはこの方自身が何らかの障害者をお持ちなのかもしれませんが、心に問題があることだけはわかります。この方が健全な精神をもたれることを望みます。

 
地方の地方の医療事情
 2008・8・28

 私の住んでいる地域はいわゆる「地方の地方」である。約十年前に地域の中核病院として公立の総合病院が鳴り物入りで建設された。しかし昨今の地方の医師不足により多くの診療科を誇ったのはつかの間で、現在は診療科の休止や隔日診療などが目立つようになった。
「地方の地方」に暮していて一番格差を感じるのは「医療」である。一度難しい病気や難しい手術の場合、車で約3時間近く掛かる県庁所在地の病院に頼らなくてはならない。患者本人や家族のもろもろの負担は計り知れない。そういったことを解消するための地域の中核病院であったはずであった。
ことは命に係わることであり、採算や効率論だけではない問題であり、県や国には抜本的な「地方の地方」の医療行政の建て直しをお願いしたい。
 
星野ジャパンの自信と慢心
 2008・8・27

 北京オリンピックでの星野ジャパンの結果に対して批判が続出している。
実は私もその一人だ。ただ、なんとなくではあるが結果は自分の予想通りであった。北京に出発前の星野監督の自信に満ち溢れた言葉に、果たして根拠のある自信か疑問に感じたからである。
結果から判断すれば、あの強気の言葉は根拠のない自信、つまり慢心であったといえる。WBCの優勝もその一因であろうが、一番の原因は選手・監督のスポーツに対する基本的な取り組みの問題であると感じる。対照的なのは見事金メダルを取った女子のソフトボールである。彼女たちのスポーツに対する真摯な態度は、これぞスポーツの真髄と思わされるものがあった。それに対し星野ジャパンの選手・監督は本業はあくまでプロリーグでオリンピックは悪い意味でのアルバイトあるいはボランティア気分で参加しているとしか思えない。オリンピックを、スポーツ自体をなめているとしか思えなく、大変残念である。
 
悲しい事件・知的障害者ねらい暴行
 2008・8・25

 知的障害者を狙い暴行や恐喝を繰り返したなどとして、警視庁少年事件課と青梅署は、いずれも東京都青梅市の無職少年(16)や中学3年の少年(14)ら14〜16歳の少年8人を逮捕、13歳の少年を児童相談所に送致した。中学3年の少年は、「自分より弱そうな相手を選んだ」と容疑を認めているが、「障害者をいじめて何が悪い」と反省の態度はないという。事件に接し非常に悲しい思いである。被害に遇われた方に同情すると共に、この少年らの将来が気に掛かる。
人はいわゆる社会的動物である。人と人の係わりの中で社会性を涵養し、「やらなくてはならないこと」「やってはいけないこと」の基本を学習するものである。残念ながらこの少年らには家庭・学校・地域など何が原因かわからないが基本的な社会性が身についていない。心は動物と同じである。いや、ある意味動物以下であると言わざるを得ない。残念なことである。心より少年らの更生を祈る。
 
HIV感染者、エイズ患者ともに高水準
 2008・8・21

 厚生労働省は19日、今年3月31日から6月29日までの3カ月間に報告されたHIV感染者が276人、エイズ患者は109人だったと発表した。感染者は昨年第4四半期の277人に次ぐ過去2番目、患者数は過去4番目。感染者のうち「国内で感染した」と申告したのは236人、「海外」は17人で、国内の感染に歯止めがかからない状況となっている。
マスコミでエイズが取り上げられることは少なくなってきたが、感染の事実は確実に広がっていることがわかった形だ。エイズだけでなく様々な感染症の防止のため、地味な活動であるが公衆衛生の啓蒙が大切であると感じる。
 
日本の一次産業
 2008・8・20

 世界貿易機関(WTO)の多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)は行き詰まり状態である。日本の一次産業は後継者不足・原油価格の高騰・価格の低迷などにより現在危機的な状態である。日本政府には更なる努力をお願いしたい。
税金による補助金についても現在のシステムはひも付きのODAのようなもので、ハウスなどやJAの施設に対しての補助金が主である。結局、大多数の零細農家でなく関連産業や建設業などの特定の業種が潤うような感じである。政策的には少数の大規模農家を育成するやり方だ。
食の安全・安心や安定確保のため食料自給率のアップは緊急の課題である。そのためには補助金はアメリカのように価格が下がると農家に補助金を交付して競争力をつけるというタイプの導入を検討していただきたいと切に願う。
 
偽装大国
 2008・8・19

 花火の合成映像、少女の歌声の「口パク」、少数民族代表のはずが漢民族。北京オリンピック開会式での数々の偽装が判明し内外に波紋を広げている。
華やかな開会式に目を見張り感動した世界は偽装に一杯食わされたという反面、中国国内では、「結果的にすばらしい演出。何を目くじらを立てるのか。」や「外国メディアは中国をおとしめる意図がある。」などの「ナショナリズム」的な意見も多い。
「偽装大国」「偽物大国」中国の実態があらためて明らかになった形だ。「偽装大国」「偽物大国」も中国文化であろうが、国際社会では決して通用しない悪しき文化である。そして一番の問題は「国民の意識」であろう。中国国民の品格が世界から厳しい目で見られているのである。
 
靖国参拝
 2008・8・18

 福田内閣発足後、初の終戦記念日となった15日午前、太田誠一農林水産相が東京・九段の靖国神社に参拝したほか、小泉純一郎元首相も訪れた。保岡興治法相、野田聖子消費者行政推進担当相、安倍晋三前首相も同日の参拝を予定しているという。
靖国問題は、政治的・国民感情的にデリケートな問題である。ただ、国のために殉じた戦没者に感謝し祈るのは世界的な慣行であり決して悪いことではない。私の親戚にも近所にも先の大戦で犠牲になり、若く軍服姿で遺影に写って人がいる。
今の「靖国」のあり方については色いろな意見もあろうが、個人的には戦犯も含めて全ての戦没者を対象とした無宗教の国立の戦没者慰霊の施設を建設する必要があると感じる。
ただし、韓国や中国の「靖国」に関する発言は明らかに内政干渉である。「靖国」は他国が口を挟む問題ではなく、日本人の総意で自らが考えなければならない問題である。
 
中国国内のギョウザ中毒
 2008・8・15

 外務省は12日、中国製ギョウザ中毒事件で中国国内で発生した中毒事件の被害者が4人だったことを明らかにした。被害は6月中に発生し、北海道洞爺湖サミット初日の7月7日夜に中国外交部から在中国日本大使館に情報が伝えられた。外務省は「捜査に支障が出る」との中国側の要請に従い、秘密情報として8日、秘書官を通じて福田康夫首相に報告、公表はされなかった。一般の中国人の間では今回の毒ギョウザ事件は、日本の陰謀説が有力であり、中国の捜査機関が国内での混入に否定的であったが、改めて中国国内での混入が有力な客観証拠である。
この期におよんでも中国の捜査機関は中国国内での混入に否定的であるが、製造者の説明によれば「完璧な管理体制」をすり抜け、わざわざ日本人が中国製の農薬を使用し中国国内で包装を破らずに混入できる大掛かりな装置(加圧するようなもの?)を使い何の利益にもならないことをしたというのであろうか。ひどく非合理的な考え方である。
かつてのソ連もそうであったが、今の中国は党の理念をもってして科学的法則をも無視する傾向がある。良識のある方もおられると思うが、国民にも政府の世論誘導に乗りやすい傾向があるのは大変残念である。
今回の毒ギョウザ事件では、黒いものも白という事実を無視した国際感覚に欠如した中国政府と感情に左右されやすく論理的思考の不足した国民性を露見した中国国民の実態が明らかになった。今後の日中関係ではこのことを十分認識した上で付き合っていかなくてはならない。また中国も世界の超大国を自認するならばそれに伴う責任を自覚し国民の品格を涵養する必要があると感じる。
 
あっぱれ!谷本選手
 2008・8・14

 北京五輪柔道の日本女子代表選考で難航したのが、12日に谷本選手が連覇を果たした63キロ級だった。腰に痛みを抱える谷本は昨年12月の嘉納杯東京国際決勝で上野選手に一本負け。最終選考会だった今年4月の全日本選抜体重別決勝でも直接対決で惜敗した。だが、全日本柔道連盟はポイントを狙う欧州風柔道をする上野選手ではなく、谷本に命運を託した。
結果はオール一本勝ちによる金メダル!
現在のポイント制の柔道を否定するつもりはないが、まさにこれぞ柔道・日本柔道の真髄という内容であった。日本生まれの柔道も国際的になるにつれて、各種のルール変更がなされ純粋なスポーツ競技に生まれ変わっていった。もちろんスポーツ競技を否定するのではないが、日本の武道の考え方はテクニックの取得と共に精神修行の場でもある。テクニックを追求する欧米のスポーツとは一線を隔する。国際社会も柔道の表面的なものばかりでなく、文化的な考え方も受け入れて欲しいものである。
難しいことは別にして、誰が見ても勝ちとわかる谷本選手の柔道は見ていて大変気持ちが良かったことは確かである。
 
入院して感じたこと
 2008・8・13

 ひどいめまいと嘔吐で入院しました。
自分としては体力の限界を守って動いてきたつもりですが、不自由な体で農地の再生を毎日少しずつしてきた無理が蓄積されていた気がします。倒れてしまうと家族はもとより回りに迷惑が掛かるので気をつけていたつもりでしたが・・・・。気が張っていましたので体からの黄色信号に気が付かなかったのかもしれません。
ひどいめまいと嘔吐はおさまりましたが、自宅療養をしている現在は肩の力が抜け何か自然体で物事に取り組めそうな気がします。今後はよりいっそう体に気をつけ自然体でいい仕事をしていきたいと感じています。
 
北島の涙
 2008・8・12

 競泳は11日、4種目の決勝などが行われ、男子100メートル平泳ぎで北島康介(日本コカ・コーラ)が58秒91の世界新記録で優勝し、同種目の連覇を達成した。
試合後の勝利者インタービューで日頃の彼らしくない涙を見せていたことが大変印象に残った。メダル確実の声や周囲の期待に実力を出し切れず自滅する選手は多い。オリンピックには魔物が棲んでおり、重圧をはね退けての優勝は見ているこちらが「超気持ちいい」ほどであった。前回の優勝より彼の人生にとって大変意義のある優勝であるに違いない。
また、他の日本人選手も彼に続き自己のベストの実力を出し切れるようにがんばっていただきたい。
 
入院
 2008・8・11

 急病のため1泊2日の入院をしていました。原因は結局不明ですが、ひどい嘔吐と立っていられないめまいでひどい目にあいました。何かの原因で平行を司る神経が刺激されたようだとのことですが、おそらく過労・寝不足・熱中症が引き金のような気がします。
多少の無理はしてきましたが、あまり無理のきかない体になってしまっているようです。
ひどい症状は治まりましたので現在は自宅療養中です。
 
意外と細いパイプ・日韓交流
 2008・8・5

 日韓両国が領有権を主張している竹島を、日本の領土として教えるよう文部科学省が新学習指導要領の中学校社会解説書に記述した影響で、33都道県の自治体などが主催する104件の日韓交流イベントが中止や延期、規模の縮小などに追い込まれていることが27日、共同通信のまとめで分かった。中止などの理由は、国内で高まっている反日感情に配慮した韓国側からの申し入れがほとんど。
今回の新学習指導要領の問題でも、韓国側の一部の過激でヒステリックな反応は理解しがたい。民間交流の中止などの問題でも基本的に隣国の両国は友好関係を維持しなくてはならないことは間違いない。それが、「小さな島」一つで途絶えるとは、日韓交流は非常に細いパイプであったということであろう。
 
これで良いのか?桐生第一高校
 2008・8・4

 全国高校野球選手権大会の開幕を2日後に控えた31日、群馬県代表の私立桐生第一高校(桐生市)の野球部員(16)が、女子高生(16)への強制わいせつ容疑で逮捕された。同高校長は「心苦しいが出場したい」と出場を辞退しないことを表明。日本高校野球連盟も出場を認めた。
どこまで連帯責任を課すかという色いろな意見もあろうが、日本高校野球連盟がどうであれ、桐生第一高校は出場を辞退すべきであると思う。犯行を起こした人数や所属部の問題ではなく、自分の学校の生徒が「強制わいせつ」という相手の人格を全く無視した凶行をしたのであるから学校全体として責任を取るべきである。それも教育の一環である。
生第一高校の関係者には学校とは部活を主体にする場所ではなく知育・体育・徳育の場であることを改めて認識してもらいたい。それが認識できたなら自分たちがしなければならないことが見えるはずである。生第一高校の関係者及び容疑者には猛省をお願いする。
 
火星で水の存在を確認
 2008・8・2

 米航空宇宙局(NASA)は31日、火星探査機「フェニックス」が6月に火星で採取した氷状の物質を精査した結果、生命の存在に欠かせない「水」が存在している確証を得たと発表した。これまでも間接的な証拠はあったが、直接水の存在を証明したのは初めてである。水が存在するならば、生物の存在もと期待が高まる。
火星にまで行き、水の存在を証明するとは人類の科学力もたいした物だ。その科学力をもってしても地球温暖化対策は遅れている。もっとも最大の障害は科学ではなく各国政府の政治であるが・・・。
地球が将来、火星のようにならないためにも地球温暖化対策を急がなくてはならない。
 
6億円着服事件、手配の長男、高知で逮捕
 2008・8・1

 徳島県阿南市の阿南東部土地改良区の資金着服事件で、県警捜査2課などは30日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の収受)容疑で指名手配していた元職員大川ひとみ容疑者(60)=業務上横領容疑で逮捕=の長男で無職大川悦史容疑者(31)を高知市内で逮捕した。みとみ容疑者は着服した6億円は全て長男に渡したと話しており、また長男から暴力団に金が渡った可能性もある。
 この長男は逮捕されてる前にインタービューで「謝金返済やキャバクラで豪遊・・」の発言をしていたが、はたしてその金銭感覚には疑問を持つ。この長男は自分で額に汗を流しお金を稼いだことがあるのだろうか?
ギャンブルで楽にもうけたお金も、苦労して稼いだお金もお金には代わりがないが、同じお金でもその思い入れには当然差が出る。楽してお金を稼ぐのが格好良いというような風潮があるが、額に汗をかきながらお金を稼ぐのも尊いことであることを特に若い世代に知っていただきたい。まして犯罪など論外である。
 
庭先で女性を脅し男が20万円奪う
 2008・7・31

 25日午前10時半ごろ、高知県大豊町八川の民家の庭先で農作業中の女性(79)に、男が「水道局の者」と名乗って近づき、女性が持っていたかまを取り上げ、「金を出せ」と脅迫。20万円を奪った上、女性を電気コードで縛り逃走した。女性にけがはなかった。本山署は強盗事件として男の行方を追っている。
本事件は65歳以上の人口比率が50%を超える地域での事件であり、いわゆる限界集落と呼ばれる地区での事件ある。限界集落では高齢化と人口が極端に減り、社会インフラの維持も難しい地区であるが、そこを狙った新手の犯罪である。
以前は、都会に比べて田舎では見慣れぬ人が来ると目立ち、地域のつながりも強く犯罪は少なかったが、限界集落となって地域の目が行き届かなくなり犯罪の抑止力が失われている。高齢化・過疎化の地域にとって考えさせられる問題である。
 
燃料代補助『少なすぎ』東北の関係者反発
 2008・7・30

 農水省が漁船燃料の価格高騰対策で28日示した緊急支援策に、東北の漁業基地からは実効性をいぶかる声が上がったらしい。漁業者が声高に求めてきた燃料代補助が盛り込まれたものの、補助枠は80億円と極めて少額。多くの漁業関係者は「補助はほとんど行き渡らない」と見ている。たしかに80億円ではいわゆる「焼け石に水」であろう。
しかし一方では、燃料の価格高騰で苦労しているのは漁業だけではない。程度の差はあるだろうがあらゆる業種や各家庭で燃料の価格高騰の影響が出ている。
以前ブログにも書いたが、燃料代補助というような小手先の姑息な方法ではなく、農林水産業が職業としてキチンと成立するよう抜本的な政策を望むものである。
 
左から右?

2008・7・29

 50歳近くになって考えてみると、自他共に認めるのだが、10代・20代には左よりの考えが目立っていた。それが嫁をもらい子供を育てているうちに右よりの考えも持つようになった。
子供が現在20歳と17歳であるが、彼らと話をしてもやや保守的な考えの自分に気づくときがある。個人的には、最近では右とか左とか関係なく是々非々で望みたいと考えている。ただ、若いときはある程度社会に対して左よりな考えを持っていてもらいたいと最近の若者を見て感じる。
 
窃盗罪の無職男、執行猶予判決
 2008・7・28
 高知県香南市の無職、山本将史さん(当時21歳)の遺体が同市内の山中で見つかった事件で、山本さんのキャッシュカードでATM(現金自動受払機)から不正に現金計52万円を引き出したとして、窃盗罪に問われた当時18歳だった無職男(22)=高知市城山町=の判決公判が24日、高知地裁であった。伊藤寿裁判官は「犯行の重大な役割を演じたが、従属的だった」などとして、懲役1年、執行猶予3年の判決(求刑・懲役1年)を言い渡した。
殺人・死体遺棄には係わっていなく犯行当時未成年であり従属的ということで執行猶予が付いたという事であろうが、いかに未成年とはいえ殺人・死体遺棄に絡む窃盗罪で執行猶予とは如何なものだろうか?
彼の仲間が当時21歳の山本さんから暗証番号を聞き出し殺害して死体を遺棄した。その盗んだキャッシュカードで不正に現金を引き出したのである。自分の使用するキャッシュカードが犯罪がらみであることは容易に想像でき、さらにそれを使用し不正に現金を得たのである。いたずらに厳罰化を肯定するものではないが、今回の場合ある程度の期間刑務所で矯正の必要があるのではないかと感じる。
 

 

 

 
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